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2012年11月20日火曜日

三十三間堂の通し矢とは?

Hirokoです。

また寒くなりました。11月も半ば過ぎ、月日が経つのは早い
ものです。年末に備え、アルバイトを始めました。^^

私には子どもが二人いますが、それぞれ就職して自分の道
を歩んでおり 頑張っていますので、私も負けていられません。
頑張ろう、と思います。

その、子ども達が高校3年間の部活動でもやっていました、
弓道に因んで......。


全国の弓道家が集う行事、三十三間堂の通し矢(弓引き初め)
とは?

東山七条にある三十三間堂は、剣豪・宮本武蔵が
吉岡清十郎と対決をした場所としても知られています。
(ちなみに、2003年はNHKの大河ドラマに登場した事もあって
観光客数が増えたそうです)

江戸時代、この三十三間堂の名物行事だったのが「通し矢」
です。およそ100メートル離れて、中空に下げた輪の中に、
24時間で何本の矢を通せるかを競った "スポーツ・イベント"

その最高記録として、今も残るのが、紀州藩の和佐大八に
よる 8133本。貞享(じょうきょう)四年(1687年)、弱冠18歳の
青年は、午後6時から翌日の午後6時までの24時間に、
103053本の 矢を射て、じつにその62パーセントを通したと
言われています。

単純に考えれば、約6秒に一本の矢を放った計算になりますが、
食事やトイレ休憩もあったでしょうから、実際は4.5秒に一本の
矢を放ち、その6割以上を輪に通したことになります。

当時、新記録をつくると、それを記した「天下惣一」の額が掲げ
られ 、その一部は現在も残っています。

もっとも、現代ではこんな挑戦をする人はいませんが、毎年、
成人の日には「三十三間堂大的大会」が催されています。
1500人以上が参加するため、一人が放てる矢は、わずかに
二本。

それでも新年の弓の引き始めとして、全国から弓道家が
集まってくるそうです。

当日は、屋台が出て、見学もできます。新成人の女性が、
きれいな着物に袴姿で矢を放つところも見物できますが、
そこは底冷え厳しい京都のこと。

見物するには、しっかりした防寒対策が欠かせません。
ので、これでもかッ! というくらいに着込んでください。^^;

足のつま先からジンジン冷えてきます。 上着だけでは
なく、足元の防寒もお忘れのないように。




 国宝 三十三間堂 
  

京都駅から東にタクシーで約10分。
東山七条に国宝 蓮華王院があります。
1164年(長寛2年)、後白河上皇の発願により安置された
千一体の観音様のうち、1249年(建長元年)の大火を
免れた156体と二十四部衆を復興し、現在も安置するのが
蓮華王院本堂「三十三間堂」です。








  通 し 矢



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