今日は、お天気は良いのですが風が冷たいです。やはり京都の
"冬" は堪えます。(まだまだ、これから冬本番なんですが^^;)
私は、まだ子どもが幼い頃、下京区五条大宮に住んでいましたが、
子どもとの "お散歩コース" で、西本願寺へはよく行きました。
「ポッポさん見にいこか~」なんて言いながら、娘をベビーカーに
乗せ、西本願寺まで行きましたが、懐かしい良き思い出です。
西本願寺には「西と東」、二つありますが、最近は区別が付かない
人が増えている、とも聞きます。
実際 私も、東本願寺への行き方を尋ねられても、ちょっと自信が
ありませんが、反対に西本願寺への行き方は大丈夫です。(*´∀`*)
西本願寺への行き方をたずねられているのに、東本願寺の方を
教えてしまう人もおられるとか聞きますので、ややこしいと思います。
京都駅の北口に立つと、京都タワーの裏手にあるのが「東本願寺」。
そこから西へ2~3分歩いたところに、「西本願寺」があります。
二つの本願寺のうち、先に建てられたのは西本願寺で、現在でも
単に「本願寺」といえば、通称「お西さん」、西本願寺を指します。
もともと、本願寺が建てられたのは、鎌倉時代のこと。
親鸞聖人の没後、娘の覚信尼が、現在の知恩院あたりに廟を建て、
木像を安置して御影堂としました。
ところが、勢力を増すにつれて、他の寺院の反発が強まり、また
織田信長と敵対関係になって、各地を転々とする羽目になります。
結局、天正19年(1591年)、豊臣秀吉の寄進によって、現在の
西本願寺のある場所に落ち着いたということです。
なのですが、その後、天下統一した徳川家康は、秀吉が保護した
本願寺が、再び勢力を拡大することを恐れました。
そこで信徒を二分して勢力を弱めようと、本願寺の後継争いを利用
して東西に分け、本願寺の東側に土地を与え、東本願寺を建てさせ
たのです。
西本願寺は、親鸞聖人を宗祖とする兄弟宗派のため、経典は勿論、
重要な法要儀式やその作法、鳩の飛ぶ境内の雰囲気までそっくり
です。
でも、親鸞聖人像の安置されたお堂を、西では昔のまま「御影堂」と
呼んでいるのに、東では「大師堂」と呼びます。
また、お堂を支える柱の断面も、西は真四角、東は円柱と細かな
ところでは、違いがあります。
さらに、幕末には、西が薩摩、長州などの勤皇派を支持し、東は
徳川家を守るという立場をとったというわけです。
東本願寺
烏丸通前の御影堂門
東本願寺は1602年に西本願寺から分派して
建立されました。
東本願寺境内案内図
阿弥陀堂御修復工事のため、
御本尊は御影堂内の仮阿弥陀堂にて御安置しています。
なお、現在阿弥陀堂は閉鎖しています。(2016年春頃まで)
開門・閉門時間
~アクセス~
JR京都駅から徒歩7分、五条駅から徒歩5分、
京都駅市バス『烏丸七条』より徒歩1分。
西本願寺
東本願寺から徒歩で15分くらい。
向かう道中も西本願寺の建物が見えます。
西本願寺から見て、堀川通を挟んだ向かいにある総門
西本願寺には華やかな桃山文化を伝える
建築物が多くあります。
重要文化財 阿弥陀堂(本堂)
中央に阿弥陀如来の木像、
左右にインド・中国・日本の念仏の祖師七師と
聖徳太子の影像が安置されています。
渡り廊下
御影堂から龍虎殿へと続いています。
渡り廊下の先の龍虎殿へ行けます。
重要文化財 御影堂
親鸞聖人の木像が安置してある。
重要な行事はここで行われます。
敷地内の御影堂門と阿弥陀堂門の間に
休憩できるお茶所があります。
国宝 雀の間
対面所の西にある雀の間には、竹林の中を
活き活きと飛び回る雀が描かれていますが、
88羽描かれたとされているのに実際は86羽。
あまりにも活きが良すぎて2羽抜け出したのでしょうか?
別名「抜け雀の間」と呼ばれています。
雀の間襖絵に描かれた雀
西本願寺
京都市下京区堀川通花屋町下ル
TEL:075-371-5181
OPEN
5:30-17:00(11~2月) 5:30-17:30(3,4,9,10月) 5:30-18:00(5~8月)
アクセス
JR京都駅から徒歩15分
京都駅市バス『京都駅前』より9番,28番,75番(西賀茂車庫行など)に
乗車、『西本願寺前』で下車。
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