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2012年12月6日木曜日

京都の冬至に欠かせない食べ物 ?

Hirokoです。

冬至は、12月22日前後の「昼間がもっとも短く、夜がもっとも長い日」
のこと。そして、この日に食べるものといったら、なんといっても
「カボチャ」です。

もちろん、京都にも、冬至におかぼ(カボチャ)を食べる習慣はあると
思います。

京都では、夏に採れたカボチャをかまどの天井から吊るし、これを
冬至に食べないとお正月がこないとか、年を越すと実が腐るなどと
いわれてきました。

また、北区・衣笠の不思議不動院では、冬至の日に、中風封じの
「かぼちゃ大師供養」という行事が催されます。

これは、このお寺に安置されている弘法大師像が、古くから
「かぼちゃ大師」として親しまれてきたことにちなんだ催しで、当日
は、本堂に供えられたカボチャを前に法要が営まれるほか、参拝者
に大釜で炊いたカボチャが振舞われます。

ですが、京都で冬至を迎えたときは、カボチャを食べるだけでは、
ちょっと物足りない。京都には、「冬至に『ん』が二つつくものを七種
食べる」という風習があるからだと言われています。

なぜ、「ん」がつく食材かというと、「ん」は "運" につながり、「ん」が
二つもつく食材は、運気を大きく上げるとされているからです。
このしきたり、ただの語呂合わせだと決め付けるのは待って下さい。

「ん」が二つつく食材には、なんきん(カボチャ)、れんこん、きんかん、
かんてん、ぽんかん、にんじん、ぎんなんと、栄養価の高い食材が
揃っているのです。

これらのうちから、七種を選び、和え物風などにして食べるのが京都
流の冬至の過ごし方。

こうすると、ビタミンをバランスよく摂取でき、冬本番を迎える時期の
風邪対策になります。
京都以外の人にも、参考にしていただきたい風習だと思います。


不思議不動院 かぼちゃ供養
[年中行事]

「不思議之谷の不思議さん」と呼ばれて親しまれている不思議不動院。
境内には"かぼちゃ大師"と呼び親しまれている弘法大師をお祀りする
かぼちゃ大師堂のほか、子授け地蔵やお狐大明神など多くの祠堂が
建ち並ぶ。

冬至の日に行うかぼちゃ大師供養では、約500人分、200キロのかぼちゃ
が炊かれ、参拝者に振る舞われる。このかぼちゃを食べると中風除けや、
ぼけ封じにご利益があると言われている。







同院のご本尊 不動明王はかぼちゃ大師
と呼ばれており、参拝者が名前と願い事を
書いた護摩木が本堂において燃やされ、
供養されました。
かぼちゃ大師供養
ところ: 不思議不動院(北区衣笠赤坂町)
とき: 12月22日(火)午前10時~
料金: かぼちゃ1杯500円(護摩木1本付き)
交通: 市バス「金閣寺前」下車、徒歩約15分



                      


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